2008年03月27日

空き席

空いているのになぜ座らないのかと思うが、そこはまだ誰も、若しくはごくわずかな人しか座ったことがないからなのか。それとも食わず嫌い・・人の歩んだ道を追従するのは常套手段だが、そこに座るのはフロンティアスピリッツ。。

リズムやサウンドのコンセプト重視から発案することが多い先端レーベルの中には開拓精神溢れるディレクターやプロデューサーも存在することだろう。だが稀少なだけに人材が見つからないことも察してしまう。

個人的見解だが、現在日本で空き席と思われるソロアーティストのコンセプトは→




・2ステップのR&B

ロミーナ・ジョンソンという2ステップの女王がいるが、日本にはそれを中心に歌うアーティストはいない。ユニットではm-flowが2ステップの曲でヒットしたことがある。


・フレンチ

UK,USAは王道だが、フランス風は独特な味がある。
ユニットではピチカート5やパリスマッチ等。今井美樹さんも歌っていたが単独曲。


・アイリッシュ

アイルランド出身のU2やエンヤは有名だが、まさにアイルランドの牧歌的な歌もので統一しているアーティストはいない。


・トルキッシュ

フレンチやアイリッシュほど曲感は浸透していないが、目の付け所として存在してもいい。


・和製キャロルキング

五輪真弓さんが当初それらしき感じ。最近はいない。


・タンゴ

このリズムをポップスシーンに浸透させる発想があってもいい。


・印流、ベトナム流等

たとえば蔓延して定着した韓流ブーム等が再燃するのは難しい。
敵対感を持っていた韓国は発展と共に日本とのコラボも増えた。
インド、ベトナム等の急成長国の曲感を視野に入れても遅くないのでは。昔、フォーククルセダーズの曲でベトナム源流の「ユエの流れ」という美しい曲が印象深かった。



他にもいろいろありそうだ。以前まわくんと話ししたときには、別のかなり面白いコンセプトを提示していた。さすが。

歌謡曲、和、演歌、通常のJPOP等とは一線を画す感があるが、日本のポピュラーシーンは海外を追いかけて発展してきた。これからもその図式は失われないだろう。

だが、アマチュアの時点でそれらを中心に聴き込んで血にしている志望者は皆無に近いものと思われる。

デビュー確率が他より確実に高く、先駆者になるほどの空き席なのに。



at 22:02|Permalink日記