2007年12月13日
劇画ライフ
正当防衛だろ?
相手の負傷がどうだろうが・・。
去年のある夜のこと、階段を昇って商店街に出たとたん、体格のいい年配男がいきなりイチャモンをつけてきた。なんかボソボソ言ってるので聞き取りにくかったけど、どうやら喧嘩を売りたいらしい。
それとも飲み屋から出てきたので、まだ財布にある金を安易にせびろうとでも思ったのか。
基本的に平和主義者だが、喧嘩の後味の悪さも知っている。
ここは我慢して通り過ぎた。しかし、男は後からついてくる。ずっと何か文句を言ってるが「殺すぞ」という言葉も聞こえた。
なんじゃこいつは!しかもかなりシツコイ。やらぬが華だが、ここまでシツコクされて、逃げてしまってはメンツがすたるというもの。立ち止まって、その男と面と向かった。
こういう場合、どういう展開になるか瞬時に予想しなければならない。まず相手が○関係か、チンピラか、言葉でスゴんでいるだけのアゲゾコか。
どうやらたいしたことない素人のようだが、今時は誰がナイフを持っているやも知れぬ。先手で一発で仕留めるしかないだろう。
50cmの至近距離の相手にそれが有効なのは、斜めから振り下ろす全体重をかけたコメカミへのエルボー(肘打ち)。
しばらく男の出方を見ていたが、「どうせやるなら半殺しにしなきゃな」こっちからそんな言葉が出るとは思わなかったのだろう、相手が言葉を失った瞬間に見舞ってやった。エルボーはK-1やバーリトゥードでも禁止されている危険な攻撃、タイミングと当たり所がいいと傷害事件に発展する可能性も充分にある。でもナイフ所持の可能性も否定できないので、これはれっきとした正当防衛のはず。
全体重を乗せるのに失敗したのかな笑、予定では一発で路上に倒れこむはずだったのに、軽い脳震盪でフラフラしながら持っていたショルダーバッグを掴んでくる。やっばり気持ち悪いヤツだ。次の攻撃など予定していなかったので少し間が空いたが、顔面のど真ん中に右フック(これで族が一発で倒れたことがある)。連続してミゾオチに膝回し蹴り。顔から血を噴き出しながらやっと崩れ落ちた・・。
通行人が集まってくる。なりゆきを知らない者は当然、攻撃したいるほうを暴力を振るったとして否定的に見てしまうだろうな。「いったいどうしたんですか?」悪者を見るような目で。事情を説明したらみんな無言になった。
うつぶせに倒れて、まだバッグのベルトには指をかけて必死だ。ほんとわけがわからない男だ。そのまま後頭部を思い切り踏みつければ鼻骨も簡単に骨折したし、バッグのベルトを掴んで離さない手の甲も複雑骨折していただろう。でも展開を予想してここでやめた。
アクションスターを目指していたので(爆)空手やシュートボクシングの経験はある。後楽園ホールで格闘技のセコンドをつとめたこともあった。でもそういうのは自分のために磨きたいものだ。プロの格闘技選手なら立派な犯罪だ。それでも、自分からは何も仕掛けないこんな平和主義者に、身にかかる火の粉はときにあるもの。大阪の一番ガラの悪い通りでストリートファイトやってた頃と、作詞の仕事を初めてからでは随分変わった。あの頃はヤ○○に喧嘩売るぐらいじゃないとだめだ、なんて周りで言ってたからなぁ。
でも男たるもの、いくらナよった男がモテる時代といえど、いざという局面では、たとえ恐怖がつきまとっても、自分を肯定してくれる者を心して、また、愛する人を命を賭けて守れるだけの、最低限の力は身につけておかなければならないと思う。むやみに身にかかる火の粉を払う力。メディアの偶像に自分をかぶせて強くなった気でいるだけでじゃなく、そんな誇示をするなら現実の世界も地(ジ)でいけないとある意味カッコわるいというもの。
一匹狼派なので、リストラで社会の群衆からほっぽり出されて自殺するような人間の気持ちはわからない。また、1人で体制派の連中と戦ったことも幾度か。そうじゃないと生きてこれなかった。孤独は己を強くしてくれる。
誰の言葉かなぁ。
「男は強くなければ生きていけない でも優しくなければ生きる資格がない」名言。
相手の負傷がどうだろうが・・。
去年のある夜のこと、階段を昇って商店街に出たとたん、体格のいい年配男がいきなりイチャモンをつけてきた。なんかボソボソ言ってるので聞き取りにくかったけど、どうやら喧嘩を売りたいらしい。
それとも飲み屋から出てきたので、まだ財布にある金を安易にせびろうとでも思ったのか。
基本的に平和主義者だが、喧嘩の後味の悪さも知っている。
ここは我慢して通り過ぎた。しかし、男は後からついてくる。ずっと何か文句を言ってるが「殺すぞ」という言葉も聞こえた。
なんじゃこいつは!しかもかなりシツコイ。やらぬが華だが、ここまでシツコクされて、逃げてしまってはメンツがすたるというもの。立ち止まって、その男と面と向かった。
こういう場合、どういう展開になるか瞬時に予想しなければならない。まず相手が○関係か、チンピラか、言葉でスゴんでいるだけのアゲゾコか。
どうやらたいしたことない素人のようだが、今時は誰がナイフを持っているやも知れぬ。先手で一発で仕留めるしかないだろう。
50cmの至近距離の相手にそれが有効なのは、斜めから振り下ろす全体重をかけたコメカミへのエルボー(肘打ち)。
しばらく男の出方を見ていたが、「どうせやるなら半殺しにしなきゃな」こっちからそんな言葉が出るとは思わなかったのだろう、相手が言葉を失った瞬間に見舞ってやった。エルボーはK-1やバーリトゥードでも禁止されている危険な攻撃、タイミングと当たり所がいいと傷害事件に発展する可能性も充分にある。でもナイフ所持の可能性も否定できないので、これはれっきとした正当防衛のはず。
全体重を乗せるのに失敗したのかな笑、予定では一発で路上に倒れこむはずだったのに、軽い脳震盪でフラフラしながら持っていたショルダーバッグを掴んでくる。やっばり気持ち悪いヤツだ。次の攻撃など予定していなかったので少し間が空いたが、顔面のど真ん中に右フック(これで族が一発で倒れたことがある)。連続してミゾオチに膝回し蹴り。顔から血を噴き出しながらやっと崩れ落ちた・・。
通行人が集まってくる。なりゆきを知らない者は当然、攻撃したいるほうを暴力を振るったとして否定的に見てしまうだろうな。「いったいどうしたんですか?」悪者を見るような目で。事情を説明したらみんな無言になった。
うつぶせに倒れて、まだバッグのベルトには指をかけて必死だ。ほんとわけがわからない男だ。そのまま後頭部を思い切り踏みつければ鼻骨も簡単に骨折したし、バッグのベルトを掴んで離さない手の甲も複雑骨折していただろう。でも展開を予想してここでやめた。
アクションスターを目指していたので(爆)空手やシュートボクシングの経験はある。後楽園ホールで格闘技のセコンドをつとめたこともあった。でもそういうのは自分のために磨きたいものだ。プロの格闘技選手なら立派な犯罪だ。それでも、自分からは何も仕掛けないこんな平和主義者に、身にかかる火の粉はときにあるもの。大阪の一番ガラの悪い通りでストリートファイトやってた頃と、作詞の仕事を初めてからでは随分変わった。あの頃はヤ○○に喧嘩売るぐらいじゃないとだめだ、なんて周りで言ってたからなぁ。
でも男たるもの、いくらナよった男がモテる時代といえど、いざという局面では、たとえ恐怖がつきまとっても、自分を肯定してくれる者を心して、また、愛する人を命を賭けて守れるだけの、最低限の力は身につけておかなければならないと思う。むやみに身にかかる火の粉を払う力。メディアの偶像に自分をかぶせて強くなった気でいるだけでじゃなく、そんな誇示をするなら現実の世界も地(ジ)でいけないとある意味カッコわるいというもの。
一匹狼派なので、リストラで社会の群衆からほっぽり出されて自殺するような人間の気持ちはわからない。また、1人で体制派の連中と戦ったことも幾度か。そうじゃないと生きてこれなかった。孤独は己を強くしてくれる。
誰の言葉かなぁ。
「男は強くなければ生きていけない でも優しくなければ生きる資格がない」名言。