2014年06月15日

片隅の電波から


「酒と泪と男と女」は毎週土曜日の深夜、
民放TVで流れたのがきっかけで全国ヒットした。
半年ぐらい続いたろうか、
男が酔いつぶれてるモノ淋しいアニメ映像と共に、
フルコーラス流れていた。

好きなジャンルではなかったのだが、
独り暮らしで悶々と過ごしていた心を、
更に虚しくさせるには効果抜群だった。
全国にこんな気分の人は沢山いるんだろうなと。


全くの口コミや一人歩きだけで火が点いて、
売れた楽曲なんてあるのだろうか。

この「酒と泪・・・」も、人に知ってもらう為に、
他に比べれば地味な宣伝だったが、
毎週TVで全国に流す仕掛けはしている。

もう何度も言っているが、
カラオケマニアの世界だけで有名な曲を
普通ヒット曲とは云わない。
彼らにとってはそこが宇宙の全てでも、
音楽ファン全体から観るとそのマーケットは、
ほんの片隅に位置していて、
実は日の当たる場所での知名度や
手応えのある利益にはほど遠い。
曲が歌われるのは有難い事ではあるけれど、
このブログを読んでいる人だけでも、
この手の知識に盲目的にはなって欲しくないと思っている。



「およげたいやきくん!」の大ヒット、
作家が買い取りか印税かで前者を選んで、
億単位の収入をみすみす逃した話は有名だが、
それだってNHKの「みんなの歌」で毎回流れ、
母子の耳に刷り込まれたからに他ならない。


勝手に火が点いたように思われている曲は、
どれもこれも、最低でも全国向け電波メディアの片隅からスタートしている。

リスクを背負わなくても曲さえ良ければ、
勝手に全国的に売れる、
こう思っているブレーンやセクションがあったとしたら、
(というか依頼側はみんな言う)
この手の情報取得がおろそかなだけなのだろう。

情報を知っていたとしても、仕掛けるのが無理な状況なら、
一方的な指示や薀蓄など語らずに、
相互理解と協力をモットーにして、
基本、謙虚であるべきだろう。

言いだしっぺが作家の誠意対応を活かさず、
翻弄させて潰すような事は、
あってはならない。



leefree at 04:00│Comments(0)

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