2014年06月16日

月空



昨日は、父の日だったんだなぁ・・・
父が逝ってから早一年半余り。

母方のおばあちゃんから反対されながら、
半ば駆け落ちのように母と一緒になった父。

頭も良く、理知的で理想も高い人だったのに、
大して立派な家には住めず、何度も引っ越しをして、
家族を守る為だけに生き続けていたように思う。
社会的にもっと立派な地位に就いて、
もっと財を成す人生でもおかしくなかった。

母とのなり染めの申し訳ない気持がトラウマになっていたからか、
晩年は母の介護と看病にひたすら明け暮れた。

後の大黒柱となり、
家族を支えるはずだった兄は、
男盛りとして一番大事な年月を病気で棒に振り、
父は苦しい中から入院費を払い続けた。

更に次男の僕は1人西宮に残り、
音楽やスポーツなど、好きな事ばかり追いかけて、
真っ当な社会人にはほど遠く、
どうしても明日の飯代に困った時は、
なんだかんだいって結局父が助けてくれた。

なんて不憫な人生だったんだろう、と今更思う。
その中で、家族愛だけが父を支えていたんだろうと。


ある日、買ってきてくれと父に頼まれたエンディングノート。
お父さんらしいなぁ、と思いながら、
そんなこと言わずに長生きしなきゃ、とも言えず。

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全く未記入のまま、仏壇の裏に眠っている。

介護疲れと、自身の肺炎の苦しみで、
もう、したためる余裕はなくなっていたのだろう。

それとも僕が受け継ぐ暗示だったのか、
書くタイプではないな・・・


お父さん、本当に有難う。
そして、お疲れ様。

生きているうちは、照れくさくて言えなかった言葉。。
沢山ある。そんなもんですか。

真夜中に庭に出て空を見上げると、
こんな日に限って、
少し欠けた月が、煌々と輝いている。



leefree at 03:00│Comments(0)

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