先日、暑い日差しの中、
兄が入院している病院に行ってきました。

ani

お寺の近くにあり、少し坂を上った所、
余り病院らしくない佇まいでした。

なんというか、恥ずべき事かも知れませんが、
私が入院先に行くのは初めてです。
お金は払い続けているのですが。

兄は大学の時に統合失調症を発病しました。

大学の時ですよ・・・

20年以上は入院していると役所等に言って来ました、
数える気もなく、そんなイメージで居ましたが、
看護師と正確な年数を計算すると、
病院を変えた事があるにしても、
なんと、計34年間も入院したままです。

その間、長男として、大黒柱として助けるどころか、
蝕むように家族のお金を奪い続けて来ました。
ある意味、恨んでいます。


危険を伴う電気ショックを与えるかどうか、
初期に判断を仰がれたようですが、
記憶では断っています。

正直、会うのが怖かった。
どんな状態なんだろう、
面会出来る状態なのだろうかと。

障害者手帳の更新時期が来て、
親が両方いなくなってからは、
今度は私の役目、足を運ぶ必要があったので。


予想以上に落ち着いた様子で、
私の事を覚えていました。
受け答えはしどろもどろですが、
対応自体は案外まとも。時折笑顔も見せる。
所謂、狂った感じではなく、
ぼ~っと夢遊病者のような。

何やら病院が居心地いいのか、
ケアがいいからか、だとすると、
利益のいいカモになっているからか。

色々思い巡らせ、ある意味、安心もしましたが、
一方で、これは長生きしてしまうな、と。
へたすると、私よりも。。


もう、何の手立てもない。
でも抱えていくしかない。

ずっと先、どうなるか見当がつかない。
この事を考えると不安と絶望が膨らみます。

父親や母親の事なら、人も悲しんでくれたりするが、
基本避けて通りたい話題、
歌のテーマにもならないから、
誰も興味すら持たない。

状態は安定していても、
過度に動揺する危険があるのではと思い、
父と母が亡くなった事は、
いまだに教えていません。

色々と虚しくなります。