2014年07月04日

陽光の奥に



先日、暑い日差しの中、
兄が入院している病院に行ってきました。

ani

お寺の近くにあり、少し坂を上った所、
余り病院らしくない佇まいでした。

なんというか、恥ずべき事かも知れませんが、
私が入院先に行くのは初めてです。
お金は払い続けているのですが。

兄は大学の時に統合失調症を発病しました。

大学の時ですよ・・・

20年以上は入院していると役所等に言って来ました、
数える気もなく、そんなイメージで居ましたが、
看護師と正確な年数を計算すると、
病院を変えた事があるにしても、
なんと、計34年間も入院したままです。

その間、長男として、大黒柱として助けるどころか、
蝕むように家族のお金を奪い続けて来ました。
ある意味、恨んでいます。


危険を伴う電気ショックを与えるかどうか、
初期に判断を仰がれたようですが、
記憶では断っています。

正直、会うのが怖かった。
どんな状態なんだろう、
面会出来る状態なのだろうかと。

障害者手帳の更新時期が来て、
親が両方いなくなってからは、
今度は私の役目、足を運ぶ必要があったので。


予想以上に落ち着いた様子で、
私の事を覚えていました。
受け答えはしどろもどろですが、
対応自体は案外まとも。時折笑顔も見せる。
所謂、狂った感じではなく、
ぼ~っと夢遊病者のような。

何やら病院が居心地いいのか、
ケアがいいからか、だとすると、
利益のいいカモになっているからか。

色々思い巡らせ、ある意味、安心もしましたが、
一方で、これは長生きしてしまうな、と。
へたすると、私よりも。。


もう、何の手立てもない。
でも抱えていくしかない。

ずっと先、どうなるか見当がつかない。
この事を考えると不安と絶望が膨らみます。

父親や母親の事なら、人も悲しんでくれたりするが、
基本避けて通りたい話題、
歌のテーマにもならないから、
誰も興味すら持たない。

状態は安定していても、
過度に動揺する危険があるのではと思い、
父と母が亡くなった事は、
いまだに教えていません。

色々と虚しくなります。







leefree at 03:00│Comments(0)

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